HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2025年度『受入』

  • 氏名:Y.S [ 台湾 ]

  • 受入期間:2025年10月01日 ~ 2026年09月30日
  • 受入大学:兵庫教育大学
  • 在籍大学:国立台中教育大学


留学のきっかけ、目的

 私は幼い頃から日本のアニメやゲームに親しみ、それをきっかけに日本への憧れを抱くようになりました。大学に入学してから日本語の学習を始め、その過程で日本語という複雑な言語の背後には、社会性や民族性、さらには文学性が潜んでいることを初めて実感しました。最初はアニメやゲームのテキストを理解するために学んでいましたが、現在の私は、この言語を生み出した国と人々をより深く理解し、日本語を自由に使いこなせる技能の一つとして身につけ、人生の重要な指標にしたいと考えています。将来の目標は語学教師になることであり、日本語に興味を持つ人達がその憧れを現実にできるよう、力になりたいと考えています。
 交換留学は、この目標を実現するために欠かせない重要な一歩です。日本での生活と学習を通じて日本語能力をさらに高め、社会や文化を直接体験することで、この国への理解を深め、知識と経験を豊かにしたいと考えています。また、留学中には教育学や様々な言語を学び、専門知識を身につけるとともに、日本における外国語教育の実際を体験し、将来の目標を達成するための基盤を築きたいと思います。

留学中の体験

 留学生活が始まってから、はや半年が経ちました。出会いと別れを見守ってきた桜もつい先日散ってしまい、私の留学生活がいよいよカウントダウンに入ったことを告げています。この半年はあまりにも色彩豊かで、時の流れの速さがただただ惜しまれてなりません。
 この半年間、私が履修してきた授業は言語に関するものが中心でした。日本語能力が表面的な意味を理解するだけにとどまらない段階まで伸びてきたとき、改めてその複雑さと文学性、文化的な奥行きに驚かされました。言葉の選び方ひとつでその人の人柄や立場までもが浮かび上がってくる繊細さに触れ、日本語を学ぶことへの情熱はますます大きくなっていきました。
 授業以外の場面でも、内向的な私にとっては「快挙」と呼んでも差し支えないほどの一歩を踏み出すことができました。見知らぬ土地で支え合う留学生の仲間たちや日本人の学生たちと交流を重ね、良い友情を築くことができたのです。皆さんのおかげで数多くの新鮮な経験を得ることができ、語学力と社交性を磨くと同時に、自分の視野がこれまでにないほど広がっていくのを感じています。
 残された時間の中で、私はさらに自分を高めていきたいと考えています。教師になるという目標に向けて、語学にとどまらず教育関連の授業もより多く履修するつもりです。そして、もっと多くの人と出会い、より多くのことを経験して、この一年を人生を変えるほどの一筆にしたいと願っています。

留学の成果、将来の目標

 一年がこんなにも短いとは思いませんでした。気づけば、この国に別れを告げる日がもうすぐそこまで迫っています。振り返ってみると、自分でも驚くほど充実した日々でした。日本で経験してきたひとつひとつの出来事が、私の物の見方や視野、そして生き方そのものを大きく変えてくれました。
 新しい学期でも、履修する授業は引き続き言語学を中心に、教育学や日本文化の科目も取り入れました。自分の将来の目標がはっきりと見えてきたことで、これらの授業がすべてその目標と深く結びついていることに気づいたからです。言語学の授業を通じて日本語および日本人の視点から見た外国語への理解を深め、教育学の授業を通じて日本の教育制度と理念を学び、日本文化の授業を通じて将来日本で生活するための基盤を築く、そうして、自分が目指す未来へと着実に歩みを進めてきました。
 それだけでなく、サークル活動にも今まで以上に積極的に取り組み、以前から興味はあったけれど挑戦する機会がなかったことに、思う存分打ち込むことができました。そのおかげで多くの友人にも恵まれ、彼らと共に頑張ったり笑い合ったりした時間が、私の日々を色鮮やかに彩ってくれました。
 日本で学び、生活したこの一年は、私の人生において最も充実した一年であり、自分の人生を変えうる、最も鮮やかな一ページになったと感じています。この一年を一言で表すならば、「ここに来られて、本当によかった」という言葉に尽きます。この一年で経験したすべてを力に変えて、自分が望む人生と夢の実現に向けて歩んでいきます。