HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2025年度『受入』

  • 氏名:T.V.T.D [ ベトナム ]

  • 受入期間:2025年09月18日 ~ 2026年08月05日
  • 受入大学:神戸松蔭大学
  • 在籍大学:ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学


留学のきっかけ、目的

私はこれまで3年間日本語を勉強しています。人文社会科学大学の日本学部で学んでいた間、日本語だけでなく、歴史、文化、日越関係など日本に関する分野も勉強しました。しかし、ある国について専門的に学ぶには、理論や書籍だけではその国を全体的に理解するには不十分だと感じています。そこで、私は実際に日本に留学し、ベトナムで学んだ知識を自ら体験し、まだ知らない新たなことを探求したいと考えています。

神戸松蔭大学で勉強するにあたり、私は3つの目標を持っています。
1つ目は、日本語力を向上させるために、正しい日本語を身に付けたいと考えています。これは、私が学んでいる専攻に応じて、日本についての学習と研究をサポートすることになります。日本で勉強する際は、言語の知識に加えて、現地の人々や彼らの生活習慣に直接触れ合うことで、日本人の考え方や表現方法をより深く理解できるようになると思います。
2つ目は、私は特に日本文化における伝統と現代性、東洋と西洋の融合に興味を持っています。神戸は伝統的な寺院から近代的な建物まで、東洋と西洋の文化が交わる街として知られているので、一度ここに来て、ここの文化と歴史を学びに行きたいと思っています。
3つ目は、神戸は日本の関西地方に位置しているので、教科書だけでは学べないと思う関西弁も勉強しようと思っています。

留学中の体験

日本に来てからすでに4か月以上が経ち、今年の留学生活も折り返し地点に入りました。来日前に自分で立てた多くの目標を、今では少しずつ実現できていると感じています。
まず、学校や寮、そして地域で日本の伝統文化や行事を体験することができました。年末には餅つきを体験し、また日本の伝統的なお茶の淹れ方を学ぶ機会もあり、幸運にもそのお茶淹れ大会で一位を取ることができました。茶道は以前から興味を持っていた文化だったため、学びながら実際に挑戦できたことは忘れられない経験です。さらに、寮ではHIH Expo 2025やたこ焼きパーティーなど、国際交流のイベントにも参加し、日本だけでなく世界の文化にも触れ、多くの留学生と友達になることができました。

また、留学中の夢だった日本各地の観光も叶いました。紅葉の季節には京都や奈良を訪れ、古い寺院や歴史ある街並みを楽しみました。冬には名古屋や白川郷へ行き、初めて雪を見て触れるという貴重な体験もしました。さらに、大阪や東京では日本の現代的な魅力を存分に感じることができ、子どもの頃から憧れていた場所に実際に行けたことに感動しました。

神戸松蔭大学では、日本人学生だけでなく、タイ・韓国・中国からの留学生とも一緒に学んでいます。皆とても親切で、授業だけでなく遊びや食事にも一緒に行く仲になり、初めて「国際的な友達グループ」を持つことができました。これは私にとって何よりの宝物です。

留学生活を通して、私は以前より自立し、視野も大きく広がりました。国際的な環境で学べることは、毎日の成長につながっています。残りの期間も、日本の文化や生活をさらに深く学びたいと思っています。このような貴重な機会を与えてくださった先生方や支援してくださった皆様に心から感謝しています。

留学の成果、将来の目標

一年間の留学を通して、来日前に自分が立てた目標の多くを達成することができました。日本で生活し、日本人と身近に関わることで、この国の文化や人々への理解が深まりました。
留学前は日本語で話すことに自信がなく、積極的に会話を始めることをためらうこともありましたが、一年間の学びと交流を通して、今では自分から話しかけ、友達を作り、日本語でのコミュニケーションにも自信を持てるようになりました。

標準語だけでなく、関西弁を学べたことも大きな成果です。地域の人々や友人との会話を通して自然に使えるようになり、方言の魅力を強く感じました。関西弁を学ぶほど、九州方言や沖縄方言など他地域の言語にも興味が広がり、将来は日本の方言をより深く研究したいと考えています。発音の特徴や背景にある文化を調べ、ベトナムの方言との比較研究を卒業論文のテーマにすることも視野に入れています。

また、多文化コミュニケーションの授業や国際交流を通して、将来は文化交流や国際関係に関わる仕事に携わりたいという思いが強くなりました。日本の伝統と現代性を併せ持つ魅力をベトナムに伝え、同時に発展し続けるベトナムの文化や人々の温かさを日本や世界に紹介したいと考えています。二国間の架け橋となり、互いの理解を深める役割を果たすことが将来の目標です。

一年間の留学は終わりましたが、この経験は自分の新しい道を開く大きな一歩となりました。多くの学びを得て、自分自身がより成長できたことに心から感謝しています。