HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2025年度『受入』

  • 氏名:L.T.T.N [ ベトナム ]

  • 受入期間:2025年04月01日 ~ 2026年02月06日
  • 受入大学:神戸親和大学
  • 在籍大学:ホーチミン市師範大学


留学のきっかけ、目的

私は子供の頃から日本のアニメに深い興味があり、「いつか実際に日本に行ってみたい」と思っていました。そのため、高校卒業後に日本語を学ぶことを決め、ホーチミン市師範大学の日本語学部を選びました。
約3年間、日本語を専門として学びましたが、日本語で会話するたびに緊張してしまい、思うように話せないことが多くありました。そして、日本語能力試験のN2を受験しましたが、特に聞く力と話す力がまだ十分ではなく、不合格となってしまいました。
将来はプロの通訳者になりたいと思っていますが、現在のレベルではその夢を実現するのは難しいと感じています。まわりの人たちは普段ベトナム語だけで話しているため、日本語を練習する環境が少なく、スキルがなかなか上達しないです。だからこそ、自然な日本語に囲まれて生活できる日本へ留学することを選びました。留学することで、会話のスピードや反応力を向上することができ、日本語で自信を持って話せるようになると信じています。

次に、日本は地震や津波など多くの困難を経験しながらも、速く回復して発展してきた国です。そのような打たれ強い精神も学びたいと感じています。
たとえN2に落ちたとしても、日本でまじめに勉強すれば、必ず成長できると信じています。留学を通して、言語能力だけでなく、日本の文化や価値観、人々の丁寧な対応、仕事への真面目な姿勢なども学び、自分自身を高めていきたいです。

また、国際的な友達と交流することで、さまざまな文化や価値観に触れ、より広い視野を持つことができると考えています。
安全域を出ていき、新しい世界にチャレンジしながら、自立した生活を送りたいです。

帰国後は大学を卒業し、社会人として日本語を活かせる仕事に就きたいと思っています。
留学の経験を通して、日本に関する知識や日本人の心をより深く理解できるようになりたいです。日本を選んだのは、本や映画では得られない「実体験」を通じて日本を知りたかったからです。日本への留学は、日本語力の向上だけでなく、私の将来にとって大きなきっかけになると信じています。

留学中の体験

神戸親和大学に留学しているおかげで、今までに忘れられない体験がたくさんできました。

第一に、日本での日常生活です。
寮に住んでいるので、管理人さんはいつもおいしい料理をたっぷりと食べさせてくれます。また、寮で安全に守られているので、不安な気持ちが全くなく、よく食べ、よく眠ることができます。
周りのエリアが多くの坂だから移動時間がちょっとかかりますが、そのおかげで散歩することができて、自分の健康も改善できます。
地域の方も優しい対応をしてくれるので、日本の生活に慣れることが寂しく難しくありませんでした。

第二に、神戸親和大学での勉強の体験です。
日本語の文法や語彙、レポートの書き方などを学びながら、書道や経済心理学などといった興味深い科目を勉強することも出来ます。
国際文化専門演習という科目では、初めて一人で発表する経験をしたり、先生からちゃんとフィードバックをもらえたり、反省できてもっと頑張らなければならないと実感しました。そしてこれからの学習計画と将来予定がだんだん明確になりました。
神戸親和大学の先生たちが授業以外にも自分のレベルに合う漢字クラスを熱心に教えてくれて、本当に感謝しています。

第三に、日本の文化や人々との関係です。
学校開催の課外活動のおかげで、桜を初めて楽しんだり、神戸海洋博物館や神戸ポートタワー、姫路城を見学したり、文楽の鑑賞など様々な活動を体験することができました。
奨学金も活かしていくつかの旅をして、日本の自然や文化、そして人々に触れられて、子供の頃から見た映画のように、日本の美しさを眺めることができました。
そのような経験は、日本文化の理解を深めるだけでなく、人とのつながりを広げるきっかけにもなりました。
最初に、まだ友達がいなかったときに、先生たちはいつもそばにいて、慰めて応援してくれたので、安心できて心が強くなりました。でも、今では中国やネパール、スリランカなど多くの国から来た友達と交流する機会があって、国際的な仲間ができて、授業も生活もより面白くなりました。

以上のことから、神戸親和大学の交換留学生として、残りの半年を活かし、さらに勉強し、さまざまな体験を重ね、たくさんの思い出も作りたいと思います。そして、将来に向けてさらに力を入れて頑張りたいと思います。

留学の成果、将来の目標

 あっという間に1年間の留学生活が終わりました。もっと日本にいたいなと思って、帰国日が近づくにつれて、残りの日数を数えたくありませんでした。しかし、その理由があるので勉強や働くきっかけが出てきました。努力してまた日本に戻りたいと思います。

 日本に来たばかりの時、それまで日本語を勉強したことがあっても、あまり話せませんでした。日本語能力を向上させるために日本に来ましたので、自分から変わりたい気持ちで毎日日本語を練習しました。日常生活の中のとても身近なこと、例えばスーパーでの買い物や、友人・先生とのコミュニケーションを通して、少しずつ自信が増え、以前より日本語で話すことに不安を感じなくなりました。

 神戸親和大学の先生たちには、この学校で学ぶ機会を与えてもらい、多くの興味深い授業を体験させてもらったことに心から感謝しています。学習環境はすべて日本語で行われているため、日本に来たばかりの時には、ベトナムで学んできた日本語と、実際に使われている日本語との違いに困り、不安を感じることもありました。しかし、先生の優しさや親切さのおかげで、孤独を感じることは少なくなり、安心して学べるようになりました。結果が思い通りにいかなかった時や、目標を達成できなかった時でも、先生たちはいつも励ましてくれました。そのおかげで、私は前向きな気持ちが持て、日本語能力も大きく向上し、立てた目標が達成できました。本当に感謝しています。

 また、座学だけでなく、書道、茶道、生花、かるたなど、日本文化を実際に体験する授業にも参加しました。これらの経験は、留学を決意しなければ得られなかったものだと思います。そのような体験授業を通して、日本のことをもっと深く知りたい気持ちが強くなり、将来に向かってさらに努力したいと思うようになりました。

 学校生活以外では、日本人ばかりの理想的なアルバイト先を見つけました。実際に日本で生活し、交流した後、聞いていた「日本人は冷たい」という噂は、必ずしも正しくないと気づきました。私にとって、日本の方々はとても親切で温かい存在でした。最初は日本語があまり話せませんでしたが、職場の仲間たちはいつも優しくサポートしてくれ、仕事がうまくできた時、たくさん褒めてくれました。そのような温かい対応は、最後の勤務日まで続きました。そのため、文化や言語の違いがあっても、疎外感や差別を感じることは一度もありませんでした。最後の出勤日には、「もう一年ここにいたらいいのに」と言われ、とても感動し、日本を離れたくないと感じました。一年間家族と離れて日本で生活していても、孤独を感じることは一度もありませんでした。

 この留学生活を通して、日本への興味はさらに強くなってきました。そのため、これからは言語能力をより高め、日本のことについてもっとより深く理解していきたいと考えています。

 将来の目標として、日本語学習はJLPTのためだけではなく、より実践的な日本語を身につけ、日本人と自然にコミュニケーションが取れるようになりたいと思っています。帰国したら、就職活動を始めるので、日本の企業、または日本に関わる企業で働こうと思います。また、自分自身のためだけでなく、日本での生活を目指す人たちを支え、日本についてより客観的に理解してもらえるようになりたいです。今度、短期的な目標としてではなく、長く関わっていきたい国として日本とつながりたいと考えています。自分との約束を守れるよう、これからも努力して日本に戻っていきたいと思います。